今夜は地区公民館にて佐賀短期大学付属　三光幼稚園教諭　鬼塚敦美先生にお越し頂き、『子供達に身に付けて欲しい　五つの能力』についてお話くださいました。

①食べ物を選ぶ能力

　例えば昨今の偽装食材を見極める能力。人体に有害なものは含まれていないか？　旬を知る能力など…親子で買い物するときに必ず裏の品質表示を見る習慣を付けさせる。特に着色剤は入っていないか。着色剤は石油系であることなど、日頃から語り合うことが大事

②元気な体がわかる能力

　快食・快眠・快便。今日は何かしら○○が食べたい。それは体が必要として求めている証拠。旨いと感じる時は元気な証拠である。

③料理をする能力

　ビニールシートの上にミニテーブルを置き、食材が入っているボールと包丁を用意。適切なアドバイスを優しく語り、指導する。どんな料理したものでも「美味しい！」と褒めてあげることが、次に料理をやろうという意識を育てる。

④食べ物の育ちを知る

　牛・豚・鶏を含む野菜は全て命あるもの。その命をいただくことの尊さを大事にする教え。例えば身近な野菜を子供に育てさせる。そして食べさせることでありがたみを知る。

⑤味がわかる能力

　辛さ・甘さなど必要以上の味付けは、小さい子供の時から教え込まない。自然の甘みなどを教えてあげる料理の工夫も大事。

まとめとして、食育とはただ単に食べることばかりではなく、農業・漁業などの生産者へも目を向けることが重要など、とても奥深いことであることを教えていただきました（2007/11/16）